乗馬のインストラクターになる方法と必要な資格の紹介!

乗馬インストラクター 乗馬

乗馬が趣味や乗馬部などに所属している大学生には乗馬に関わる仕事に就きたいという方も多いでしょう。
今回は乗馬の指導者資格である乗馬インストラクターになるための資格取得と資格の種類について解説していきます。

乗馬のインストラクターになる方法とは

乗馬のインストラクターになるには、資格の取得が必要になります。

試験を受けて合格することが、乗馬インストラクターの資格取得の必須条件です。

乗馬のインストラクターを目指す方法としては独学と、馬にかかわる牧場などの仕事をしながら知識を身につける方法があります。

専門学校が乗馬インストラクターの近道?

専門学校イメージ
専門学校に通えば体系的に学ぶことができます。

どの方法を選ぶかは自由ですが、専門学校が最も乗馬のインストラクターへの近道になるでしょう。

独学は自分のペースで学習できる一方、騎乗の経験がないと実技が難しい欠点があります。

そのため乗馬クラブ・スクールなどの専門学校に通う方が、実技面において安心です。

乗馬に使う道具や馬との関わり方がわかるようになるのも魅力です。

資格の取得に必要なのは、馬の知識と乗馬のマナー、騎乗に関する技術の習得です。

乗馬クラブ・スクールであれば、実技で騎乗を経験して学ぶことができます。

養成コースを提供している場合は、資格取得を前提に技術を学び習得することが可能です。

決まった日時に通う必要があるので、働きながらだと難しいかもしれませんが、集中的に取り組めば最短でインストラクターを目指せます。

騎乗の経験があれば試験に自信が持てますし、合格して資格が取得できる可能性が高くなります。

必要な資格はどんな資格?

乗馬のインストラクターの資格には、日本馬術連盟のJEF認定指導員、全国乗馬倶楽部振興協会の乗馬指導者、日本スポーツ協会の公認コーチがあります。

JEF認定指導員資格は、乗馬に関するものの中では難易度が低いです。

これは指導するためというよりも、上位の資格を取るための受験要件の性格が強いといえます。

乗馬指導者は広く知られていて知名度が高く、この資格を持っているインストラクターが多い傾向です。

一般的な乗馬の指導者を育てる人材育成を目的に設立された、比較的新しい団体の資格です。

乗馬指導者には初級~上級までの3級があり、講習を受けて実技、筆記と面接試験で合格を目指すことになります。

乗馬クラブ・スクールで安全な乗馬を指導するなら、この資格を取得すればインストラクターになれます。

公認コーチは馬術競技の指導をするための資格です。

資格を持っていれば、審判員として活躍することもできるようになります。

日本スポーツ協会の公認コーチの受験には、日本馬術連盟のJEF認定指導員資格が必要なので、馬術競技のインストラクターを目指すなら2つの受験が必須です。

このように乗馬のインストラクターには大きく3つの資格があります。

乗馬の資格の種類

乗馬インストラクター資格取得

全国乗馬倶楽部振興協会の乗馬指導者資格は、初級・中級・上級に分かれています。

またブリティッシュ指導者資格とウエスタン指導者資格があります。

ブリティッシュ部門とウエスタン部門にそれぞれ、初級~上級までの区分が設けられています。

初級指導者とは

初級指導者とは騎乗者に対する初歩的な乗馬技術の指導、乗用馬の飼育管理、乗馬クラブが企画する事業運営ができる人のための資格です。

中級指導者とは

中級指導者とは、騎乗者に中程度の乗馬技術の指導ができて、初級指導者にも指導することができる資格です。

騎乗者の技術水準に合わせたプログラムを企画立案したり、厩舎管理も可能になります。

上級指導者とは

上級指導者とは乗馬指導者資格の最上位資格で、騎乗者に高度な指導ができる技術が要求されます。

初級・中級指導者を指揮監督したり、育成指導や乗馬用の調教、乗馬クラブの運営管理とできることが格段に多くなります。

また競走転用馬や内国産乗用馬による受講、受験ができる人のための資格です。

乗馬指導者資格は初級・中級・上級ともに、講習会を受講して試験を受け、合格後に手続きをすることで資格認定が行われます。

認定証が交付されるので、認定証をもって乗馬のインストラクターの資格取得となります。

乗馬の資格を取得する方法とは

乗馬の資格を取得するには、最低でも3年以上の乗馬経験が必要です。

全国乗馬倶楽部振興協会の初級指導者は、満20歳以上という受験要件があります。

中級指導者の資格を取得するには、初級指導者になって3年以上職務につくことが必要です。

上級指導者は更に、中級指導者として3年以上の職務経験が求められます。

つまり上級指導者になるには、3年の乗馬経験と6年の職務経験の合わせて9年の経験が必須となります。

9年というのは最低条件なので、人によっては10年以上かかる場合もあります。

騎乗者に技術指導ができることはもちろん、乗馬クラブの企画や運営管理もできなければいけません。

実技的な部分を独学で身につけるのは難しいですから、乗馬クラブ・スクールに通ったり、専門学校で学ぶ必要が出てくるでしょう。

まだ高校生で進路が決まっていない場合は、専門学校のほか、馬について学べる大学や短大も進路の選択肢になります。

卒業後は乗馬クラブやスクールに就職を目指し、働きながら経験を積んで乗馬インストラクターの試験に備えるのがよいでしょう。

研修生として経験を積ませてもらえる職場なら、理解ある先輩たちをお手本にしながら乗馬インストラクターを目指せます。

乗馬インストラクターになるまでの必要な期間はどれくらい?

期間
初級の乗馬インストラクターになるまでには、3年以上乗馬経験を積んで初級指導者を目指す期間が必要です。

乗馬経験だけで3年以上なので、馬に関する知識を学習する期間を加えると更に長くなります。

乗用馬の飼育管理の知識と技術も求められますから、乗馬の経験があるだけでは駄目です。

中級指導者は、初級指導者として3年以上の職務経験が必要なので、中級の乗馬インストラクターになるまでの期間は合計で6年以上となります。

6年の間に乗馬の基礎と、中程度の技術指導力を身につける必要があります。

騎乗者に対し技術水準に応じたプログラムを企画して提案する技術も、あわせて身につけなければなりません。

上級指導者は、中級指導者として3年以上の職務経験が受験要件です。

初級指導者から数えると9年以上の期間が必要になります。

全国乗馬倶楽部振興協会の乗馬指導者資格は、初級であっても受験が決して容易ではないことがわかります。

それでも中級や上級に比べれば、まだ易しい方だといえるでしょう。

既に乗馬クラブに通っているか就職して年数が経過している人なら、早い段階で初級指導者の認定資格を得られる可能性があります。

面接試験もあるので簡単ではないですが、少なくとも3年あれば経験を積みながら乗馬インストラクターを目指せます。

まとめ

いかがでしたでしょう?
今回は乗馬インストラクターの資格取得方法について解説させて頂きました。
また乗馬に関わる情報を発信させていただこうと思っています!
【PR】 乗馬用品ジョセス

タイトルとURLをコピーしました